CPAPは適切な睡眠が得られるように用いる器械です。使用するだけで体重が減ったり、鼻やのどの構造が広がっていく器械ではありません。使用しているときは適切な睡眠は得られますが、やめてしまうと戻ってしまいます。
その間に食事コントロール、運動による減量や鼻の治療などを平行して行うと軽症化していくこともあります。
急性の炎症や急激な肥満にともなういびきは治ることもあります。慢性の経過のいびきは短期間の治療では治りにくいです。音を減らすことも重要ですが、その背後にある病気の有無を見極め致命的な合併症を未然に防ぐことが最も重要と考えて下さい。